投資

NISA口座は一括投資か積立投資か?デメリットと複利計算

NISA口座について

(※そもそもNISAって何?という方は、上記事が参考になればと思います)

年間120万(※2017年現在)までの投資額が非課税になる素敵な制度、「NISA」。

僕も2016年よりETFとインデックスファンド(非上場)をベースに、NISA口座枠は全て使い切ってバイ&ホールドしています。

本記事では、NISA口座のメリット、デメリットに関連して、自分なりに再考察してみました。

 

NISA口座のデメリット

※NISA口座のデメリットも、上記事などをご参考までに。)

複数あるNISAのデメリットの中でも、著者が特にネックだと感じる点は、

損益通算が出来ない点と、非課税枠での売買は一度きりのため、短期取引には向かないという2点。

こういったデメリットも、実はけっこうバカに出来ないんですよね・・。

 

NISA口座に対する1つの捉え方

とはいえ、最大600万円分の投資元本で売却益が非課税になるというのは、「あれば全枠使い切ろう」とは思える有益性です。

バイ&ホールドを前提とした、少額投資の入り口としては、言わずもがな有利なシステムですよね。

現状、5年間分ではありますが、著者は非課税枠をフルに使い切る所存です。

NISAの捉え方としては、長期投資の通過点であり、インデックスETFの、ある種の一時的な保管場所のように捉えています。

願わくば、特定口座に移行する前に、非課税期間が伸びてくれれば・・という淡い期待も抱きつつ、ですが。笑

 

NISA口座では一括投資と積立投資はどちらが良いか?

僕は、毎年のNISA枠(120万※)は「年初に一気に購入して即埋める」(一括投資)派です。(※2017年現在)

その理由として、なるべく早く買った方が、長期投資の観点では単位時間分の期待リターンをより多く得られるからです。

だから、購入後の一時的なドル安での為替差損や、チャートの短期的な値動きにも惑わされる必要はありません。(※と自分に言い聞かせてます)

NISAの売却益非課税のメリットを最大限に活用するという観点でも、

積立投資よりもハイリスク・ハイリターンな一括投資を選択した方が合理的だと考えています。

なお、特定口座の方では積立投資も兼用する方針です。

 

NISA口座での複利計算。実際どれくらいお得?

NISA口座について、年利7%運用と仮定して、上記サイト複利計算をしてみると、

NISA非課税枠120万円→5年間で約168万円。1年間の「枠」あたり、約48万円の売却益が非課税になる計算です。

そして、5年分(※2017年現在)の非課税枠を使い切れば、トータルで+240万の売却益が非課税。

売却益から20%(※概算)、つまり48万円分の税金を払わなくて済む事に。

うーん、これは・・小さくはない金額だけど、若干しょっぱい・・

個人の感覚にも左右されるかも知れませんが、

どうしても損益通算不可などのデメリットに対して、インセンティブがまだ弱く感じてしまうのが正直な感想です。

 

著者がNISAに今後求めたいもの

更なる非課税枠と、なにより恒久化を強く検討して欲しいところ。

もしNISAが恒久化すれば、120万→30年で約913万(×投資枠の年数分)が非課税と、例え皮算用でもなかなか魅力的ですよね。

長期投資にも安心して使えるようになります。

マクロな視点で考えても、国を挙げて、もっと投資家に夢を見せ、積極的にお金が流れる方に誘導する必要性を感じます。

ただでさえ日本は預金大国なので・・。

 

ETF配当金再投資について(※余談)

余談ですが、最近感じたことを。

ETF配当金の自動再投資が未だに国内で出来ないのは、本当に遅れていて残念。

現状、配当金もNISA枠もインデックス(非上場)で端数を埋め立てるような形になり、一言、歯がゆい!!

ETF配当金自動再投資する米国の制度「DRIP」の国内導入を待ちつつ、

むしろ銘柄ごとの投資元本1000万単位クラスへの到達を先に目指すほうが合理的かも知れません。